SWTDOチーム連携モジュール

図枠形式、レイヤ変更、色マッピング、BOMパラメータ列。1つのボタンで一括処理する。

SWTDOチーム連携モジュールは、企業全体の設計成果物の設定とテンプレートを統一する。管理者がTDOServerを設定し、クライアントPCが共有設定とSWTDOTテンプレートを使用することで、全ユーザの出力をそろえる。

SWTDOチームモジュールのTDOServer起動画面
TDOServerはチーム連携モジュール用の共有設定・テンプレートサービスを提供する。

目的と前提

目的:企業内すべてのユーザの設計成果物出力形式を統一し、SWTDOとSWTDOTテンプレート設定の学習コストを実質0にする。

実現方法:管理者がTDO関連設定とSWTDOTテンプレートをサーバに保存する。クライアントPCはサーバ側の設定とテンプレートを使用し、出力を統一する。

前提:各ユーザに、企業内で一意な社員番号が必要。

共通設定と個人設定

チームモジュールのTDO設定は、共通設定と個人設定に分かれる。

  • 共通+個人:符号要素の並びに拡張1と社員番号を必須とする場合、全ユーザが両方の項目を使用する。例:Development_A02 G001h _Flange v1.sldprt。拡張1の内容はユーザが定義でき、例えば「Development」を「Engineering」に変更できる。
  • 共通:射出成形部品のファイルカテゴリ接頭辞は全員Zとする。
  • 共通:カットリスト注記の境界ボックス長を、材料取り長に置き換える。
  • 個人:クイック名前変更で保存する要素構成は個人ごとに保持する。
  • 個人:SWTDOTテンプレートパスは個人ごとに保持する。

LocalインターフェースとEntインターフェース

  • Localインターフェース:単体運用と同等。サーバから設定とSWTDOTテンプレートをダウンロードできるが、即時更新は行わない。
  • Entインターフェース:設定とテンプレートを常にサーバから取得し、サーバへの継続接続を必要とする。

ライブラリ、ファスナーライブラリ、組立加速に対応するのはEntインターフェースのみ。

チームのネットワーク構成

企業ライブラリの作成、配布、登録、共有フロー図
サーバツール導入、企業ライブラリ作成、パス配布、ユーザ登録、共有という順で構築する。
構成A(推奨)

専用PCをサーバとして使用する。SolidWorksは不要で、高性能ハードウェアも不要。

専用サーバPCを使う推奨ネットワーク構成
構成A:専用PCをサーバとして使用する。SolidWorksや高性能ハードウェアは不要。
構成B

既存PCへTDOServiceを導入する。TDOServerを実行するPCを常時稼働でき、企業データのセキュリティ条件を満たせる場合、構成Aと機能的に同等。

既存PCにTDOServiceを導入するネットワーク構成
構成B:既存PCへTDOServiceを導入する。常時稼働とデータセキュリティの条件を満たせば同等的に運用できる。

TDOServerの用途

  1. 1台のPCにある全SWTDOT設定とテンプレートを複製する。Entインターフェースでは即時複製となる。
  2. 全企業モジュールに必要なネットワークサービスを提供する。
  • 1人だけの個人版:不要。
  • 複数人の個人版/企業版:設定、テンプレート、出力結果を統一できる。
  • TDO企業版ベータ利用者:サーバとクライアントが同じPCでも必要。
  • 有料モジュールを含む企業版:必要。

設定手順

0. TDOServerを起動

【管理者/TDOServer】TDO Serverを起動する。

1. データベースとネットワークを設定

【管理者/TDOServer】「データベースとネットワーク」を開く。企業DBのパス(例:E:\ENT)を選択する。サーバに複数のIPアドレスがある場合、ネットワーク隣接PCから到達可能なLANアドレスを選択する。

企業DBのローカルパスとリモートパス設定画面
企業DBのパスと、クライアントPCへ配布するLANアドレスを設定する。
SWTDO企業サーバ用LANアドレスの選択画面
社内ネットワーク上の他のPCから到達できるIPv4アドレスを選択する。
2. リスナーサービスを起動

【管理者/TDOServer】リスナーサービスを起動する。

サーバ起動を示すSWTDO TDOServerリスナーコンソール
クライアントPCがTDOServerへ接続できるよう、リスナーサービスを起動する。
3. 企業ライブラリのバックアップを設定(任意)

【管理者/TDOServer】企業ライブラリをバックアップする定時処理を設定する。別PCまたは別ディスク上のバックアップ先を選択する。

SWTDO Server Toolsの企業DB定時バックアップ設定
定時処理で企業ライブラリをバックアップし、保存期間を超えた古いバックアップを削除する。

サーバ自身の設定についても、システムバックアップ/復元機能を利用できる。

SWTDO Server Toolsのシステムバックアップ/復元画面
管理者はサーバー側の設定をバックアップ・復元できる。
4. サーバを常時稼働させる

サーバ設定は完了。ウィンドウは最小化してよいが、プログラムを終了・閉鎖しない。TDOServerは常時稼働を前提とする。

5. クライアントのサーバインターフェースを設定

【ユーザ/DataControl】「サーバインターフェース」を開き、配布されたリモートパスを貼り付けて保存し、このPCを企業サーバへ登録する。管理者アカウントとパスワードを入力する。このログインは通常のユーザログインとは別で、管理者の監督下で実行する。

DataControlのサーバーインターフェースと同期設定
クライアントPCを企業サーバへ登録し、許可された方向へ設定を同期する。
社員番号とパスワードを入力するSWTDOチームモジュールログイン画面
チームモジュールでは企業内で一意な社員番号を使用してログインする。
6. 個人情報を入力

【ユーザ/DataControl】新規登録ユーザの既定権限は読取専用。有料企業モジュールのユーザは手順9も実施する。

  • 社員番号:企業内で一意にする。
  • 氏名:図面の設計者情報に反映する。
  • PC識別:記録したハードウェア情報と実機の対応を識別する。例えばケースに「PC 01」と記載する。
  • AIM:QQ、WeChatなどの連絡先を入力できる。
クライアントPCとユーザを企業サーバへ登録する画面
PCとユーザ情報を登録する。社員番号は企業内で一意にする。
7. 設定を同期

【ユーザ/DataControl】全ユーザの設定基準となる管理者は「ローカルからサーバ」を使用する。一般ユーザは「サーバからローカル」を使用する。

8. Windows共有を設定(任意)

【管理者/Windowsサーバ】サーバのローカルパスがE:\ENT、ネットワークアドレスが\\192.168.1.6の場合、E:\ENT\swtdodtをLAN共有する。

ユーザがWindowsエクスプローラーで\\Z_PC\swtdodtまたは\\192.168.1.6\swtdodtを開けることを確認する。

ローカルネットワーク経由でSWTDODT共有フォルダを開く画面
クライアントPCからネットワークパス経由でSWTDODT共有フォルダを開けることを確認する。
SWTDODTディレクトリのWindows共有権限設定
必要なネットワークユーザへ、SWTDODT共有フォルダの読書込権限を付与する。
9. 企業モジュールの権限を付与

【企業モジュール/管理者/TDOServer】「ユーザセンター」を開く。対話型パラメトリック、ライブラリ、ファスナーライブラリなどのモジュールではユーザ権限が必要。企業ライブラリは共同構築に対応するため、対象ユーザにアップロード権限を付与する。

手順6で登録したユーザの既定権限は読取専用で、共有ライブラリへの追加は行えない。

企業リソースの権限を管理するSWTDO Server Toolsユーザセンター
企業モジュールのユーザには、ユーザセンターからアップロード権限を付与できる。
10. 組立加速を設定(有料ライセンス必要)

【管理者/TDOServer】組立加速は定時処理で既存の企業ライブラリをスキャンする。対象は*.SLDPRT部品ファイルのみで、アセンブリは対象外。

部品と同じフォルダに同名図面がある場合、組立加速U側は両方のファイルを併せてダウンロードする。

スキャン時間はライブラリ規模により数十分に及ぶ場合がある。複数のパスとサブディレクトリを追加でき、子フォルダも自動的に対象となる。

SWTDO組立加速の部品ライブラリ定時スキャン設定
組立加速は部品ライブラリのSLDPRTファイルをスキャンし、定時実行できる。

権限区分

全モジュールの完全利用には読書込権限が必要。読取専用ユーザはリソースを参照できる。権限なしユーザは企業リソースを使用できない。読書込ユーザは本人の社員番号で作成したリソースを管理できるが、他ユーザのリソースは管理できない。モジュールC側トークンを持つPCは、そのモジュールの全リソースを管理できる。

SWTDOのユーザ一覧と権限設定画面
読書込・読取専用・権限なしの区分で各ユーザの企業リソース利用を制御する。

使用方法

Localインターフェース

手順0~7を完了すると、SWTDOT設定とテンプレートをサーバからダウンロード済みとなる。クライアントは単体運用となり、TDOServerを終了できる。

Entインターフェース

手順8が必須。全設定とSWTDOTテンプレートをサーバから直接取得する。TDOServerはリスナーサービスを起動した状態で継続稼働させる。

企業モジュール
  • ライブラリ、ファスナーライブラリ、組立加速の企業ユーザはEntインターフェースを使用する。
  • 対話型パラメトリックモジュールでは、Entインターフェースのみパラメトリック方程式データを検索できる。方程式データのローカルチェックインには対応するため、それ以外はLocalインターフェースで単体運用できる。
ファイル、テンプレート、DB、サービス接続を確認するSWTDO環境セルフチェック
環境セルフチェックで現在のSWTDOファイル、テンプレート、DBモード、サービス接続を確認する。

部品番号・プロジェクト番号

サーバで一元採番する場合、Entインターフェースが必須となり単体運用は行えない。そのためSWTDOTは共通採番を使用せず、社員番号+連番の形式へ変更する。社員番号はチームモジュールの必須要素となる。

関連モジュール

動画:チームモジュールの操作例

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